ジャズとエンジニア

ジャズやサイエンスやアニメなどの話を綴ります.

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高槻ジャズストリートに10年参加したので最高の楽しみ方を語ってみる

高槻ジャズストリート2019の本番まで3か月を切りました。
私のような毎年気楽に遊びに行く者と違って、運営やミュージシャンの皆様はフル活動されていると存じます。

なんだかんだ私は2009年から10年間ジャズストに通い続けましたので、今回は私の経験からジャズストの楽しみ方と少し意識してほしいことを語ってみます。

高槻ジャズストリートとは

高槻ジャズストリート(通称、ジャズスト)は毎年ゴールデンウィークの2日間、大阪の高槻市で開催される無料のジャズフェスティバルです。
1999年から開催され、2019年が第21回となります。
 
現代劇場、学校のグランド、バー、イオン、デパート、駅のコンコース、教会、地元企業敷地、バー、カフェ、お好み屋、串焼き屋まで、会場数は年々増え続け、阪急・JR高槻駅の周辺どこでも音楽をやっており、
「高槻を、音楽があふれる楽しい街にしよう!」
のキャッチフレーズ通りこの2日間は高槻が音楽の街になります。
 
来場者数は2日間で約20万人!
2018年の会場数は60、出演ミュージシャンは850組・4000人以上!
日本の無料ジャズフェスのパイオニア且つ最大級の規模を持ちます。
 

知っておくべきこと

別にジャズストに仕来たりがあるわけではないんですけど、やっぱり意識してほしいことがあります。
それは以下の2点です。
  • ジャズストの運営はボランティアで行われていること
  • ゲスト以外のミュージシャンはノーギャラで出演していること
 
ゲストへの謝礼と会場代金、パンフレット印刷代といったものは、地元スポンサーからのご支援に加えて、来場者の方のTシャツと募金、委員会直営の屋台の売り上げ、から支払われます。
ジャズストの決算はパンフレットやHPで確認することができますが、年度により赤字と黒字の間を彷徨っている状況です。
 
(2011年は223万円の黒字になっていますが、GWが雨だと悲惨なことになります。)
 
ミュージシャンも基本ノーギャラですので、皆さんからのチップがあるからこそ素晴らしい演奏家の方にご出演いただけるのです。
ちなみに私の通っていたジャズギター教室の先生(プロとして有名クラブでも演奏)は高槻ジャズストが嫌いでした。何故なら「ジャズは無料で価値のないものだと思われてしまう」からだそうです。このように感じられる方がいるのも理解できることで、チップを払わない・演奏中のマナーの良くない来客も見かけます。
 
高槻の町おこしのために開催されているイベントです。
ジャズを身近にしてくれた素晴らしいイベントですが、運営・ボランティア・地元の皆様に敬意を表して、純粋なジャズファンにも文句を言われないように、
  • チップは必ず払う
  • 飲食店では1オーダー以上
  • できればTシャツも買う
  • 高槻にお金を落とす
といったことを来場者の全員が意識すれば高槻が全国に誇る素晴らしいジャズストがこれからもずっと続いてくれるはずです。

高槻ジャズスト2019以前

(ジャズスト2014~2018パンフレット、毎年デザインの変わるパンフレットを集めるのも楽しみの一つ)
 

ジャズストの楽しみ方

さてここからはジャズストの楽しみ方をお話していきます。

まずは交通アクセス

高槻はJR京都・大阪から新快速で、阪急河原町・梅田から特急で20分程度と、とても交通の便がいい街です。

会場はJR・阪急の周辺に集まっており殆ど徒歩で大丈夫ですが、無料のシャトルバス「パラダイス号」が駅周辺を15分間隔で周遊しています。
バス内ではミュージシャンの生演奏も聴けて、これに乗るのもまた一興です。
 
Moon River 【むじか・とれぇす】高槻ジャズストリート・パラダイス号
 

移動とお目当てのアーティストを見逃さないために

2日で20万人の来場者があるのがジャズストです。
60カ所以上あるとは言え、会場はかなり混みます。

ジャズストは1公演約45分で15分のインターバルを挟んで、次の公演が始まります。
公演終了直後に観客の大移動が始まるため、お目当ての公演は事前に目星をつけて15分前には会場に着いて移動開始直後に入場できるようにしましょう。
但し大劇場での目玉ミュージシャンに関しては1つ前の公演から会場に入っておくのが吉!
 

チップ代

チップ代は決められていませんが、私は1公演で500円玉を入れるようにしています。
(少なくてすみません汗)
チップにお釣りは出ません。
事前に500円玉を大目に用意しておきましょう。

余裕のある方は千円札でも一万円札でももちろん構いませんし(結構入れてる人もいます)、中高生の方は100円とかでもいいと思います。
ミュージシャンへの敬意を持って参加するのが大切ですね。

その他イベント

阪急高槻駅南の城跡公演ではフリーマーケットが開催されています。
規模としても結構大きいので掘り出し物が見つかるかもしれません。
 
城跡公演ではアートの森やこども用の遊戯場所もあり、家族連れの方・ジャズがあまり得意ではない方ものんびりしつつ音楽を楽しめるのでオススメ。
後はグランドでレスリングがやってたり、城跡公演で大道芸・マジックがやってたり、ジャズのアドリブセミナーをやってたりと色んな楽しみ方があるのもこのイベントの魅力です。
 

オススメの会場

それではここからは幾つか会場を紹介していきます。

高槻現代劇場

大ホールは北摂最大のイベントホール且つジャズストのメイン会場になります。
ジャズストお馴染みの日野皓正、宇崎竜童、大西順子、土岐英史、他有名アーティストの公演は大ホールで行われることが多いです。

中ホール、文化ホールも他の会場に比べ収容人数は多く、目玉の公演が多め。

高槻ジャズストリート2016 牧山&横田 "Some Skunk Funk " 

(現代劇場中ホールでの横田明紀男さんと牧山純子さんによる超絶デュオ)

高槻第1中学校グランド

現代劇場からさらに南に行くと第1中学校のグランドと城跡公演があります。
グランドでは全国の名物屋台が数多く出店されており、昼時になると沢山の人で溢れます。
会場のキャパも大きいので、有名アーティストの公演もあります。
(以前は中学校近くのグランドで行われていましたが、改修工事に伴いこちらに移ってきました。工事の状況によってはまた移動があるかも)
 

JKカフェ

高槻ジャズストリート本部があり、ジャズスト本番以外でも平日は19時から、土日は15時と19時から毎日無料(チップ制)のライブをやっている高槻ジャズの本拠地です。
コーヒーが濃くて旨い!
ジャズスト本番では関西の腕利きのミュージシャンの公演があるので大概混んでて立ち見です。
 
また高槻には他にもJK RUSH、JK BIRD、JK高槻というJKグループの3つのバーがあります。昼のジャズストもいいですが、これらのバーでは夜もいい感じの雰囲気で酒を飲みつつ濃くて素晴らしい演奏が聴けるのですごくオススメ。
 

その他会場

ショッピングモールのホールや松坂屋の屋上、噴水広場、駅のコンコースなんかもキャパが大きくて多くの人が集まってますね。
ゆっくりプロ~セミプロレベルのジャズを聴きたいのなら、生涯学習センター、クロスバル高槻(総合市民交流センター)辺りがオススメ。
 
個人的には、セミプロ~腕利きアマチュアまで色んなレベルのミュージシャンの演奏があるカフェやバーが好きです。
基本的には知らないアーティストばかりでしょうから、事前にパンフレットで編成とジャンルを確認しましょう。
オーソドックスな編成のカルテッド・クインテッドは外れが少ないですし、個人的にはギターソロ・デュオなんてのも大好き、ジャズが得意ではない方はポップス系のカバーバンドなんかも結構いいと思います。

こういう所はキャパも20~30人位のところが多く、プロ級の演奏を間近で聴けるので迫力が凄いです。
ぴあまーた、Billes's Bounce、Bar amitie、ALVAMA、URGE等、色々なお店にいつもお世話になっております。
 

オススメアーティスト

(2019/3/9追記)
高槻ジャズストリート出演アーティスト800組みの中から独断と偏見で数組ほど紹介いたします♪
 

小沼ようすけ

私の大好きなジャズギタリスト。
ジャズストには毎年出てるわけではありませんが、昨年は第1中学校のグランドで拝見いたしました。卓越した演奏能力とセンスの良さが最高!
こんな記事も書いてますので、宜しければご覧ください。

 

Shiho

卓越した歌唱力と声量を持つ女性ジャズボーカル。
2019年はフリューゲルホルンのTOKUさんとのコンビ、国府弘子トリオとの共演、桑原あいトリオとの共演で3度出演されます。とっても素晴らしいボーカルさんなんですが…
私はFide Prideが大好きだったんです!!
Fride PrideはShihoさんとジャズギタリスト横田明紀男さんとのデュオで、黎明期からジャズストに参加されてました。
お二人ともソロも素晴らしいのですが、Shihoさんのパワフルなボーカルに一番合うのはやはり横田さんの超絶ギターなのです。

活動方針の違い等色々あると思いますが、またお二人の演奏を見られることを期待しています。
 

Soulbleed

トランペット&ケーナの行本清喜氏がリーダーを務める超絶技量を持つフュージョンバンド。行本さんは関西でジャズセッションやセミナーを主催されているドン的な存在。
ジャズストにも毎年参加されており、多くのミュージシャンとのセッションを指揮する能力の高さに驚きました。
 

川嶋哲郎

スイングジャーナルのテナーサックス奏者人気投票で12年連続首位を取られたジャズサックス奏者の第一人者。ジャズストにも毎年出演されていて、ジャズセミナーコーナーで講師をされていることもあります。
素晴らしい音色とテクニックで惚れ惚れしてしまう演奏を是非聴いていただきたい。

わたなべゆう

2019年までに17枚のオリジナル・カバーアルバムを出しているソロアコースティックギタリスト。関西を中心に活動されており、ジャズストにも良く出られています。
卓越した演奏力と優しいメロディ楽曲の作曲センスが素晴らしい。
ジャズを専門にされているわけではありませんが、個人的に大ファンで何度もライブに行かせてもらっています。
 
 

終わりに

以上、今回は高槻ジャズストリートの楽しみ方と少し意識してほしいこと等を書いてみました。
ジャズを気軽に楽しめる素晴らしいイベントですが、マナーの悪い来客がいることも確かです。
 
コツっぽいことやおすすめ会場なんかも書きましたが、まぁそこは参加してみて自分好みの周り方を見つければいいと思います。
大切なのは運営・ボランティア・地元の皆様・ミュージシャンの皆様に敬意を持ち、皆さんが気持ちよくジャズストを楽しめるように意識することで、参加者各自がそれさえできればきっと最高にジャズストを楽しめるはずです!
 
それでは今年のGWは高槻ジャズストリートを楽しみましょう♪