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アイバニーズのフルアコ全機種を完全比較してみた!

ギターメーカーと言えばフェンダー、ギブソン、ヤマハなどが真っ先に思いつく方も多いと思います。
しかし実は世界最大の売り上げを誇るのは我らが日本メーカーのIbanez(アイバニーズ)なのです。
 
アイバニーズの魅力といえば、アコギからソリッド、アーチトップまでそのラインナップの広さでしょう。
 
今回はその中でも種類の豊富なアイバニーズのフルアコを全機種比較してみます。
 

シリーズ一覧

アイバニーズで取り扱っているフルアコには6つのシリーズがあり、アーティストモデルとしては下記の2種類があります。
  • George Bensonシリーズ
  • Pat Methenyシリーズ
 
アイバニーズオリジナルモデルとしては下記の4種類があります。
  • Art Starシリーズ
  • Artcore Expressionistシリーズ
  • Artcore Expressionist Vintageシリーズ
  • Artcoreシリーズ
 
では次にすべての型番のスペックを見てみましょう

スペック一覧

アーティストモデル

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アイバニーズオリジナルモデル

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ちなみにスペック一覧には載せていませんが、全機種ネックは628mmのいわゆるギブソンスケールになります。
またテールピースの形状もそれぞれオリジナルで木製だったり特徴的な形だったり面白いです。
型番のAFは一般的なフルアコサイズ、AGは小振りサイズで、アルファベットの後の数字は大体お値段に比例しています(笑)
 
ここからはそれぞれのシリーズ毎の特徴を挙げていきます。
 

George Bensonシリーズ

George Bensonといえばジャズギターの超名手で、GibsonのL-5とこのアイバニーズのシグネイチャーモデルを使い分けています。
(ギブソンL-5でTake5を弾くGeorge Benson、素晴らしく良い) 
 
George BensonシリーズにはLGB300GB10があり、どちらもスプルーストップ、メイプルサイドバックでL-5を意識したモデルで、中音域とメイプルのレスポンス良さに特徴のあるモデルになります。
 
この2機種でスペック表で違いがあるのはピックアップの違いだけですね。
Super58は全体的に出力が高めで、特に中音域にピークのあるピックアップです。
割とまったりとしたピックアップでアイバニーズのフルアコ、セミアコでは最も搭載しているギターが多いです。
GB10の搭載しているGB specialは聞いたことがありませんが、それなりの高級機種なのでこのギターに合ったものが搭載されていると思います。
 
そしてこの2本で一番違うのはボディサイズです。
LGB300はボディサイズが16 1/2インチで他のフルアコに比べて一回り大きく、逆にGB10は14 3/4インチと他のフルアコに比べて結構小ぶりの部類です。
ネックもこちらのほうが幅が狭いです。
 
個人的にはLGB300が好みですが、小型フルアコでお探しの場合はGB10も良さそうですね。
Ibanez アイバニーズ エレキギター LGB300 VYS

Ibanez アイバニーズ エレキギター LGB300 VYS

 

 

Pat Methenyシリーズ

Pat Methenyもグラミー賞を何度も受賞しているコンテンポラリージャズの超名手です。
個人的にも大ファンで、Kin(←→)Unity Band等の前衛的かつ作りこまれたアルバムたちは私の中でも最高のお気に入りです。(またレビューしたいなぁ)
KIN(←→)

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  • アーティスト: パット・メセニー・ユニティ・グループ,パット・メセニー
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そんなPat MethenyシリーズはPM200の1機種のみです。
Pat MethenyシリーズはPM35、PM100、PM120と型番を変えて、現在はこのPM200を本人も良くライブで使用しています。
 
こちらはGeorge Bensonシリーズとは違いマホガニーネック、ボディートップ・サイドバックにメイプルを使用した一本。
そしてリアピックアップが無く、フロントにSilent58のみ搭載した完全ジャズ仕様のモデルです。
 
音の立ち上がりが良く、甘いトーンが特徴で、ピックアップのSilent58にはフィードバック対策が施されています。
テールピースも木製でナチュラルな見た目も素晴らしい。
 
個人的にアイバニーズのフルアコの中で一番欲しいモデルです(笑)

Art Starシリーズ

Art Starシリーズはアーティストシリーズからのノウハウを受け継いで作り出された、アイバニーズオリジナルモデルの中の高級機種になります。
 
AF200はスプルーストップ、サイドバックはアニグレ材を使用した1本で、ギブソンL-5やGeorgeBensonシリーズに近いような気がします。
 
ASF180は見た目としてはセミアコなんですが、内部が空洞になったモデルで、トップ、サイドバックともにメイプル材を使用していることからギブソンでいうところのES-330に近いモデルになります。
但しES-330とは違いピックアップがハムバッカーのSuper 58なので、よりジャズ向きなモデルのように思います。

Artcore Expressionistシリーズ

こちらはArtCoreシリーズのワンランク上に位置づけられるシリーズ
AF95FMはボティ全体に杢目の美しいフレイムメイプルを使用した一本。
スペック的にはギブソンのES-175が近いような気がします。
 
AG95QAはボティにこちらも杢目の美しいキルテッドアッシュを使用した一本。
テレキャスター等で良く使われる木材ですが、スワンプアッシュとホワイトアッシュの2種類があり、前者は軽く高音域の抜けが良く、後者は重く低音の押しが強い木材です。(どっち使用か分かりません汗)
またGB10のように小振りなシェイプも特徴的。

Artcore Expressionist Vintageシリーズ

こちらもArtCoreシリーズのワンランク上に位置づけられるシリーズで少しビンテージな見た目に特徴があります。
 
AKJV95はトップにスプルース、サイドにメイプルを使用した一本でGeorge BensonシリーズやギブソンのL-5に近そうです。

 

Artcoreシリーズ

Artcoreシリーズはアイバニーズのフルアコで最も廉価なシリーズでフルアコ入門シリーズと言えそうです。
AF75はフレットボードがローズウッド、AG75がバウンドローレルとなっています。
またAF75は一般的なフルアコサイズですが、AG75はAG95QAやGB10と同様に少し小振りになっています。
 
ピックアップはどちらもClassic Eliteと呼ばれるアイバニーズオリジナルですが、正直Super58よりは一段落ちるかもというところです。

終わりに

以上、アイバニーズのフルアコ全機種を比較してみましたがいかがでしたでしょうか?
 
お値段としてはアーティストモデル>Art Starシリーズ>ArtcoreExpressionist(Vintage)シリーズ>Artcoreシリーズ
のようになっていて、予算に合わせて多様なモデルから選べるのが魅力です。
 
以上、参考になりましたら幸いです。
 
 
↓の記事でEastmamギターの全機種も比較しています♪
 
メセニーの名盤紹介記事書きました。かなり熱く語ってます!