ジャズとエンジニア

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【名盤】パット・メセニーの至高のアルバム達について語ってみる

パット・メセニー(Pat Metheny)は1975年にアルバムBright Size Lifeでリーダー作デビューしたジャズギタリストの大御所ですね。
1977年にライル・メイルズらと共にパット・メセニーグループを結成し、翌年に同名タイトルのアルバムをリリースしています。
パット・メセニーグループでは2005年のThe Way Upまで14作のアルバムをリリースしました。
 
さらに数多くのリーダーアルバムや、Gary Burton・Jim Hall・John Scofield・Brad Mehldauなどジャズの超名手たちとの共同アルバムをリリースしています。
 
またジャズにとらわれず、ブラジル音楽、カントリー、フュージョン等あらゆる分野の音楽を取り入れ、コンテンポラリージャズを開拓してきた人物でもあります。
 
今回はそんな偉大で私の大好きなジャズギタリスト パット・メセニーのオススメの名盤たちを紹介していきます(*^▽^*)
 

Unity Band(2012)

Unity Band

Unity Band

 

 ----収録曲-----

①New Year、②Roofdogs、③Come and See、④This Belongs to You、⑤Leaving Town、⑥Interval Waltz、⑦Signals(Orchestrion Sketch)、⑧Then and Now、⑨Breakdealer
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Unity Bandはクリス・ポッター(ts)、ベン・ウィリアムス(b)、アントニオ・サンチェス(Dr)によるカルテッド。
特にメセニー自身がクリスポッターのことを特別なサックス奏者で、彼のためにアンサンブルを組み立てたかった、と述べるほど。
このアルバムでメセニーのデビュー作から初めてテナーサックスが起用されました。
 
このアルバムでメセニーは2012年のグラミー・ベストアルバム賞を受賞し、ここからUnity BandとしてKIN(←→)The Unity Sessionsなどの名盤を生み出していきます。
 
①はマイナーで意味深なクラシックギターのアルペジオで始まり、そこからメセニーのクラギでのソロ、ポッターのソロと続きますがこれが最高!
メセニーが惚れ込んだのも分かる、圧倒的な迫力のソロです。
 
②はパットメセニーグループを彷彿とさせるギターシンセサイザー(恐らくローランドGR-300)を用いた1曲。
 
③はピカソギターによる幻想的なイントロから始まり、特徴的なメロディーとリズムが癖になる曲。
 
④~⑥は比較的おとなしめながらも、素晴らしいソロを聴かせてくれます。
 
そして⑦はオーケストリオンとUnityBandが一体となった素晴らしい楽曲。
 
オーケストリオンは打ち込みではない、生楽器による自動演奏装置です
(詳しくは下記記事参照)
 
最初はオーケストリオンなんてバンドに持ち込まなくてもいいのでは?
と思いましたが、とんでもない音の洪水と迫力。
そしてその迫力の中を駆け抜けるメセニーとポッターのソロ。
個人的にはこのアルバムでもトップクラスに好きな曲です。
 
そして⑨のスリリングで疾走感あふれるポッターのソロで締められます。
 
 

KIN(←→) (2014)

KIN(←→)

KIN(←→)

  • アーティスト: パット・メセニー・ユニティ・グループ,パット・メセニー
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2014/02/26
  • メディア: CD
  • この商品を含むブログ (1件) を見る
 

  ----収録曲-----

①On Day One、②Rise Up、③Adagia、④Sign of the Season、⑤KIN (←→)、⑥Born、⑦Genealogy、⑧We Go On、⑨Kqu
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ユニティバンドに マルチ・インストゥルメンタリストのジュリオ・カルマッシを加えたクインテッドでの一枚。
 
「KIN」という単語には血縁や親族といった意味があり、特徴的なジャケットはアルバムタイトルとメセニーのアイデアをくみ取って作られたものです。
 
①は15分を超える大曲。
アルバムの始まりを告げる重厚なイントロ、テーマ、メセニー・ポッターソロとつながりますが、2人のソロがとんでもない疾走感で素晴らしい!!
そして最後のドラマチックなクライマックスまでまるで1本の映画を見ているような素晴らしい曲です。
 
①に続き②のこちらも10分を超える大曲。
疾走感に溢れるアコギストロークから、ポッターによるテーマ、ソロと続いた後は一転して静かになりメセニーのソロが始まります。4分近くに及ぶソロは静寂な始まりから徐々にヒートアップし、最後は弾きまくりで超熱!
そして最後のテーマの盛り上がりも素晴らしい!!
 
この2曲でもうおなか一杯で大満足してしまいます(^0^;
 
③はゆったりとした2分程度の間奏曲。
束の間の休息って感じ笑
 
④はオーケストリオンを用いたバリバリセッション。
⑤はアルバムタイトル曲のギターシンセサイザーを用いたスリリングな1曲。
ちなみに④⑤も10分越えてます笑
 
⑥はメセニーの美しいアコギアルペジオで始まる神秘的で優しい曲。
 
⑦の間奏的な曲を挟み、⑧は一変してとっても雰囲気たっぷりで近代的でドラマチックな曲。お洒落なジャズバーで流れてそうで大好き。
 
そして最後は牧歌的で優しい(でもとってもメセニーのソロが素晴らしい)⑨で締めくくられす。
 
個人的にはメセニーのアルバムで最高にオススメする一枚です。
 
 
さて、上記2枚でかなりお腹いっぱいになってきたと思いますので、この辺りからはダイジェスト的に書いていきます。
というか長すぎて書くの疲れてきた(笑)
 

What's It All About(2011)

What's It All About

What's It All About

 

 ----収録曲-----

①he Sound of Silence、②Cherish、③Alfie、④Pipeline、⑤Garota de Ipanema、⑥Rainy Days and Mondays、⑦That's the Way I've Always Heard It Should Be、⑧Slow Hot Wind、⑨Betcha by Golly, Wow、⑩And I Love Her

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 こちらは全編アコギ(バリトンギター)を用いた初の全編カバーアルバム。

他のメセニーのアルバムはオーバーダビングを持ち込んで作りこまれたものが多いですが、こちらはアコースティックにこだわったとてもナチュラルな一枚。
 
ビートルズ、カーペンターズ、サイモン&ガーファンクル、バートバカラックらのスタンダード曲が中心で、ジャズに馴染みのない人にもオススメできます。
 
バラード中心でBGMにも最適。
個人的にも資格の勉強の際などに良く聴いている一枚です。
 
 

Offramp(1982)

Offramp

Offramp

 

----収録曲-----

①Barcarole、②Are You Going with Me?、③Au Lait、④Eighteen、⑤Offramp、⑥James、⑦The Bat Part II

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 1982年に発表されたパットメセニーグループによる1枚。

グラミー賞ベストジャフュージョンパフォーマンス賞を受賞。
 
ギターシンセサイザーをメインに取り入れ、牧歌的で優しい雰囲気のアルバムに仕上げています。
個人的には④の牧歌的で優しい雰囲気で楽し気に弾きまくるメセニーや、初期メセニーの代表曲の一つでとってもドラマチックな⑥辺りが好きです。
 
ちなみに発売当初は「愛のカフェオーレ」という邦題がつけられ、レコード会社がポリドールに変わった際にオフランプに変更されました。
そらそうやろ(笑)
 
 

80/81(1980)

80/81

80/81

  • アーティスト: パット・メセニー,マイケル・ブレッカー,デューイ・レッドマン,チャーリー・ヘイデン,ジャック・ディジョネット
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2011/06/22
  • メディア: CD
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----収録曲-----

Disk1 

①Two Folk Songs、②80/81

Disk2
①Open、②Pretty Scattered、③Every Day (I Thank You)、④Goin' Ahead
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こちらは1980年に発表されたソロ名義での1枚。
デューイ・レッドマン(ts)、チャーリー・ヘイデン(b)、マイケル・ブレッカー(ts)、ジャック・ディジョネット(ds)が参加した2枚組になっています。
 
Disc1の①は20分を超える大曲で各メンバーの素晴らしいソロを聴かせてくれます。
 
Disc2の①は個人的にはマイケルブレッカー的な印象の強い実験的でハードな1曲。
個人的には③の美しくドラマチックなEvery Dayが大好きです。
 

終わりに

以上、パットメセニーの素晴らしいアルバム達について語ってみました。
 
その他書ききれない程に素晴らしいアルバムが多いのですが、如何せん語彙力がないのと体力がなくて書ききれません(;´▽`A``
 
しかしメセニーはいい年齢ですが、未だに日本で2週間中13日で26公演もこなす程の超鉄人です。
(2019年1月よりブルーノート東京、名古屋にて)
 
これからメセニーを聴き始める方は、これからのメセニーを追っていくという意味でも近年のUnity Band、Kin(←→)辺りから入られるのを個人的にはオススメいたします。
 
それでは、初心者の方には初めて聞くアルバムの参考に、ファンの方には名盤を思い出すような記事になっていれば幸いです♪
 
 
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